からたちサロン16
加賀野菜・金時草のすべて
◇山蔦紀一(12期)

環境カウンセラー
さむかわ市民オンブズマン主宰
 山蔦紀一さん(12期)にはこの度、HP「環境オンブズマン」をリンクさせていただきました。高校時代砲丸投げでインターハイにも出場されたこともあり、いまもすばらしい行動力で社会貢献されています。
 今回の加賀野菜「金時草」のお話も高校時代の生物部の経験が萌芽したとか。金時草に関するHPを作り研究成果を披露しています。山蔦さんの文武両道はいまも健在です
(サロンマスター 高田敬輔)


 懐かしい加賀野菜、金時草(きんじそう)を、二水時代生物部所属だったセイもあって、お話は素人ですが、エンジニアを退職してから調べ始めました。 私のホームページに、「平賀源内は名付親」、「加賀・能登・越中の本草学」、「世界の金時草」、「お料理レシピ集」、「便秘が治った」等、の記事を載せています。最近、あまり保守しておりませんがお読みください。
 金時草のすべて http://www.geocities.jp/kabeastu/page002.html

◇金時草のルーツを探る
 金時草は、推測ですが、原産地のインドネシアのジャカルタ近辺から、台南等を経由し、恐らく苗が(種ではなく)沖縄当時の貿易船で渡ったと思われます。沖縄での名称は「はんだま」です。それが、鹿児島や熊本に伝わり、「スイゼンジナ(水前寺菜)」と言う日本名が付いたようです。
 これを、江戸に、熊本藩が薬草(または茶花)として持ち込み、これを知った商売気たっぷりの本草学者平賀源内が図鑑に書いて、全国の紀州藩や加賀藩などの雄藩に売り込んだと思われます。それを、加賀藩が石川県と富山県に持ち込んだのではないかと思っています。沖縄などから日本海経由で伝わった気配はありません。
 熊本市、和歌山県、佐久市など全国で数ケ所、いろいろな名前で野菜として栽培されていますが、加賀野菜(金時草)が有名です。昔、金沢では錦紫草と書いていたと覚えています。
 関東では露地で冬を越せませんが、九州以南では栽培は比較的容易で、沖縄や台湾では、家の隅に植えてあり、ザクっと刈って卵と炒めおかずにしています。先日悪石島の方からも普段食べているとメイルがありました。
 「アサギマダラ」という渡り蝶が、夏場 ,白山の南龍ケ馬場に飛んでいますが、この蝶が宮崎、鹿児島、沖縄まで渡り、そこで、金時草(ハンダマ)の「花」の蜜を吸っています。関東南部の自宅では残念ながら花はなかなか咲きません。ベニバナと良く似た黄色の花を咲かせます。沖縄から種(タネ)を持ち込んで何度も発芽に挑戦しましたが、芽は出ませんでした。多年草です。山の中に自生していませんので、挿し芽で増えて行ったものと思います。
 蓚酸を含まない香りのあるホウレンソウと言った野菜で、サラダにしたり、米と炒めて紫色のチャーハンにしたり、てんぷらもおいしいです。私は皺で栽培して夏に近所に配っていますが、便秘に効くと好評です。

◇金時草をプランターで
 昨年の日照りで、株が減ってしまいましたが、今年また増やそうと思っています。挿し芽で増やせますので、金沢で出初めのもの買って送って貰えば、増やすのは比較的簡単です。プランターに3株もあれば、毎週食べられます。肥料は喰います。冬は家に取りこんで置き、5月頃地植えすれば、7月から10月まで収穫できます。ぜひ栽培してみてください。

写真;

普通の金時草(葉の裏は紫、春日町産のスミレ草)

葉の黄色ももの
 (沖縄産、葉は少し丸く花は臙脂に近い色。手前は普通の金時草

 (黄色 金沢や関東では花がつかない)

プランター栽培
  (暖かくなったら陽に当てれば、どんどん育つ。新芽が伸びた枝を刈り取って食す。切った枝から芽がどんどん出てくるので、20日に一回は刈り取ることができる。 小さじ一杯の8/8/8(N:P:K)肥料を、株当たり1ヶ月一回の施肥で十分です)
◇プロフィール
私、山蔦紀一(12期)は、山岳部・陸上部・生物部に所属し裸足で新校舎を歩いていました。金大卒業後技術屋で35年勤め、退職後、保護司・介護相談員となり、さむかわ市民オンブズマンを主宰し社会に戻っています。

写真;山蔦砲丸投げ一位を伝えるニ水新聞 (昭和34年7月21日発行)


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