からたちサロン07
「今、凛と輝く女性たち」対談余話
プロローグ
◇坂井茂樹(17期)

鰹、工中金経済研究所長

元「商工ジャーナル」
発行・編集人
坂井茂樹さん(17期、前二水高校同窓会関東支部長)は、有名な「商工ジャーナル」の発行・編集人をされた頃、多くの著名人と直接対談されました。
今シリーズでは坂井さんがお会いした約20人の凛と輝く有名女性たちの印象やとっておきの話を寄稿いただきます。
対談者の名前を見るだけでも「ときめき」です。
(サロンマスター 高田敬輔)


プロローグ
 月刊誌「商工ジャーナル」に「今を語る」という著名経営者、芸術家との連載対談があります。 それらの中から私がインタビューした第一線で活躍中の女性の方々の対談記事を小冊子にまとめ「今、凛と輝く女性たち」と題しました。
 さて、女性のインタビューとなるとなかなかむずかしいものがあります。どなたに最初にお出まし願うかという事があります。私は偶々永らく合唱をやっていたこと、音楽を聴くことが好きであること、俳句が好きなことなどからこの種の芸術分野の方々の中から第一人者に的を絞りお願いすることとしました。
 これから数回に分け連載していこうと思う方々のプロフィールを紹介することします。この方々の口から熱く吐露される言葉の一つひとつになかなか含蓄のあるものを感じさせられます。
 登場した方々は特殊な方で自分達とは別の世界の人たちだと思われる方が多いかもしれません。確かに天才的な方もおられるかもしれませんが、生まれながらに特殊な才能があり何の努力もせずに人に認められることなどこの世に無いということをもインタビューを通して確認したのです。

ピアニスト中村紘子さん。
 演奏活動に加え、作家として1989年大宅壮一ノンフイクション賞、1991年文芸春秋読者賞受賞と「文武両道」(?)のスーパーレディーでもあります。

バイオリストの千住真理子さん。

 天才少女の名を欲しいままにし、かの幻の名器アントニオ・ストラディバリウスを奏でています。

指揮者の西本智実さん。

 長身とその容貌から「男装の麗人」「宝塚の男役スターのよう」と形容され、熱狂的な女性ファンも多い「クラシック界のオスカル様」と揶揄されることもある女流指揮者です。

バレリーナの吉田都さん。

 パリオペラ座・ロシアのボリショイとともに世界の三大バレエ団と呼ばれる英国ロイヤルバレエ団のプリンシパルすなわちそのバレエ団の第一の踊り手として40歳を越す現在も現役として活躍しています。

ベルサイユのばらの池田理代子さん。
 その販売数1500万部と空前のヒットをみた劇画・「ベルサイユのばらの」を筑波大学(元東京教育大学)在学中に著し、1980年「オルフェウスの窓」で第9回日本漫画協会賞優秀賞受賞、さらに47歳になって小さい時からの夢であった音楽家を目指し東京音楽大学に入学、現在ソプラニストとしても活躍中です。

染色工芸作家の鳥羽美花さん。

 大学院時代に日展入選し型染という奈良時代に始まる日本だけの染物の技巧をもって1994年単身ヴェトナムに渡り、その原風景の作品を次々と発表しています。現在(10月5日から11月10日まで)奈良遷都1300年・ハノイ建都1000年記念事業の一環として鳥羽美花展を奈良薬師寺にて開催中です。京都精華大学教授。

画家の森田りえ子さん。
 四季を彩る花々や、京都の伝統文化を受け継ぐ舞妓さん、エキゾチックな女性像など卓越した描写力で表現しかの上村松園の再来ともいわれ「花の森田」の異名を持ち1986年第1回川端龍子賞受賞、2007年金閣寺本堂杉の戸・客殿天井画製作、2000年京都市芸術新人賞など受賞しています。

写真家の織作峰子さん。
 石川県小松市出身、1981年度ミスユニバース日本代表で撮られるほうから撮るほうへの大転進。現在は大阪芸術大学教授・写真学科長をされています。

俳人の黛まどかさん。

 俳句の世界で「B面の夏」の句集が異例のベストセラーとなりスター的存在です。

キャスターの国谷裕子さん。
 NHK午後7時半の顔として「クローズアップ現代」を担当し、1989年の天安門事件、ベルリンの壁崩壊など衛星放送のキャスターとして遭遇した経験を積み重ね社会に埋もれた声なき声を分かりやすく丁寧に紹介し続け、2002年には同番組制作スタッフとともに菊池寛賞を受賞しました。

昭和女子大学長の坂東眞理子さん。
 約300万部とこの種の出版物としては異例の「女性の品格」の作家であり、現在は昭和女子大学長をされています。

東大教授の上野千鶴子さん。
 母校金沢二水高校19期生、「おひとりさまの老後」で鋭く現実を突くジェンダー研究の第一人者です。

女性スポーツキャスターの木場弘子さん。
 中日ドラゴンズの与田投手と結婚され、女性スポーツキャスターの草分け的存在で、朝のテレビでもコメンテータをされています。

元経済財政大臣の大田弘子さん。
  「もはや、日本は経済は一流と呼ばれる状況ではなくなってしまった・・もう一度世界に向けて挑戦していく気概を取り戻そう・・」と語った女性初の内閣府政策統括官、安倍、福田内閣の経済財政大臣として活躍されました。現在は政策大学副学長。

女優の檀ふみさん。
 NHKのテレビドラマ「日本の面影」、「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」、「青春の蹉跌」などで清新な演技をみせる一方、NHK教育テレビ・新日曜美術館やN響アワーで見せる文化人としての顔とを併せ持つ、父・檀一雄の魂を色濃く受継いでいるといわれるときめきの女優です。

女性起業家の藤沢久美さん。
 1996年日本初の投資信託評価会社、アイフィスを起業・代表取締役、NHK教育テレビ「21世紀ビジネス塾」キャスター、BSデジタル放送BS11の「藤沢久美のJUSTIN」メインキャスター、ダボス会議のヤング・グローバル・リーダーとしても活躍中。現在はシンクタンク・ソフィアバンク副代表。

オルガニストの松居直美さん。
 1982年に西ドイツ国立フライブルク音楽大学に入学、1年後第21回リスト記念國際音楽コンクールオルガン部門で優勝を皮切りにオルガニストとして不動の地位を確立しました。

マリンバニストの三村奈々恵さん。
 3歳からマリンバ教室に習い事として通い、国立音大打楽器科首席卒業後渡米、2000年5月ボストン音楽院修士号取得、ボストン音楽院生在学中に音楽の最高峰といわれるバークリー音楽院で日本人最年少の講師を務め、現在マリンバ界のパイオニアとして21世紀型の独自な音楽性を表現し続けています。

エッセイストの阿川佐和子さん。
 檀ふみさんとの共著「ああいえばこう食う」で第15回講談社エッセイ賞を、同年小説「ウメ子」で第15回坪田譲治文学賞受賞、現在「ビートたけしのTVタックル」で悪党党副総裁の位置で華々しく今日まで恐れを知らぬはっきりとした物言いで活躍しています。

初代21世紀美術館長の蓑豊さん。
 ただ一人男性として、金沢市出身。「アートが街を変える」ことを、今では奇跡の美術館とさえ呼ばれる「金沢21世紀美術館」で実証され、2年間で約300万人以上の来館者が訪れたといわれます。現在は兵庫県立美術館長。

写真は「凛と輝く女性たち」表紙
(鞄本経済研究所発行、非売品)
◇プロフィール
 鳴和中学―二水高校(17期)−金沢大学法文学部卒、商工中金入庫。千葉支店長、人事課長、金融法人部長、総務部長、業務推進本部長、商工中金理事等歴任。
 退任後、(株)日本商工経済研究所(平成22年4月商工中金経済研究所に改称)代表取締役社長等、 専門分野「中小企業金融実務論」 鰹、工中金経済研究所時代、中小企業実務総合雑誌の月刊誌「商工ジャーナル」の発行・編集人としてわが国の著名経営者が語る「私の経営学」、芸術家との対談小冊子「今、凛と輝く女性たち」など経営者向けに多くの実務書の刊行を行うなか、全国の中小企業経営者の勉強会に講師として招聘され、企業経営に感性の豊かさの必要性を語り続けている。
現在(株)商工中金経済研究所取締役所長 、石川県中小企業団体中央会特認講師、金沢大学客員教授、金沢大学イノベーション創成センター研究員等、昨年金沢に居を移す


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