日時:2015年3月20日(金)
   午後6時30分 開会(受付:午後6時00分から)
会場:セルリアンタワー
   東急ホテル B2ボールルーム
    東京都渋谷区桜丘町26-1
    電話(03)3476-3000

会費:男性 8,000円女性 6,000円
   (25歳未満および学生の方は3,000円)
   ※会費は当日会場で頂きます。

お申し込み・お問い合わせ先
  TOKYO金澤CLUB事務局
      〒104-0045 東京都中央区築地6-4-8 北國新聞社東京支社内
        電話 (03)3541-7221 ファクス (03)5550-7265
        eメール tokyo@hokkoku.co.jp
      (電話受付時間:土日祝をのぞく午前10時~午後6時)

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浪漫百選――夕焼けの観音菩薩(撮影  小川光三)

南部健一(13期)
昨年10月に開かれました二水高校同窓会関東支部総会で講演頂きました南部先生が、2015最初のからたちサロンへ投稿をお寄せくださいました。
◇南部健一(13期)
東北大学名誉教授

 人は、ひとりでは生きられない。死が身近なものとなったとき、なぜか
救いの手を差しのべてくれる人が現われる。川瀬悟一もそんな一人である。

 思慮深い悟一は、少年時代から人が生きる意味について考えながら日々を過ごしていた。18歳になったとき悟一は深い無常観にとらわれた。そして生きることに意味はないのではないか、と悩んだ。大学もほとんど行かず、お気に入りの犀川、浅野川、河北潟、内灘の浜などを訪ね、木陰に自転車を止めて考えにふけった。

 10月のある日、悟一は浅野川河口を訪ねた。実りの秋には稲を満載した舟が行き交う美しい水郷地帯だが、今は収穫も終わり見渡す限り殺伐とした田園風景が続いていた。堤防は自転車のハンドルを越える丈の高い雑草におおわれ、遠くからは人の存在すら気づかなかったであろう。悟一は草の上に自転車を倒すと、脇に腰を下ろし川の流れを眺めていた。ヨシキリが鳴き始めた。空が曇り雨がぽつぽつ当たって来た。冷たい雨だった。悟一は雨具を持たなかった。対岸には舟小屋が見えたが、こちら側には何もなかった。また、橋はかなり遠い蚊爪の村まで戻らないとなかった。
 なぜか急いで堤防の細道を引き返す気にもなれなかった。雨は帽子をぬらし、上着にしみ込み、肌着を濡らし、体に届いた。しかし、ただなすがままにしていた。漠然と、やがて体が冷えきって自分は死ぬのであろう、と思った。しかしそれが特別重大なこととも思われなかった。冷たい雨は、悟一から生きようという意志を奪った。いや、彼はすでに思考をほぼ停止し、その事実に身をまかせていた。遠ざかろうとする意識の中で、自分の亡き骸を見た母の悲嘆を想像したが、それも一瞬に過ぎ去った。しだいに眠くなってきた。

 誰かが自分を呼んでいる気がした。その声は次第に近づいた。気だるい頭を持ち上げ目を開くと、雨にけぶる対岸からから一艘の舟が滑るように近づいて来た。雨傘をかぶった船頭は舳を岸の葦に突っ込み、川底に竿を突き刺して舟を止めると、悟一に「乗れ」と手で合図した。放心状態の悟一は言われるままに舟に乗り移った。船頭は岸に上がると悟一の自転車をかかえて舟に戻った。そして、何事もなかったように、巧みに竿を操り対岸に向かった。船頭は終始無言だった。

 舟小屋に着くと船頭は悟一を中に招き入れた。囲炉裏には薪が赤々と燃えていた。船頭が雨傘をぬいだ。悟一は初めて女だと気付いた。女は「乾かすから着ているものをすべて脱ぎなさい」と言った。悟一は裸になると女に背を向け囲炉裏の縁に坐った。ぬれた服を受け取ると、女は無言で服をあぶり始めた。白い頬に炎が揺らめいた。40代後半だろうか。粗末な野良着を身にまとっているが、どこか気品のある顔立ちだった。時折パチパチと火がはじけた。
 一言もなく二人は囲炉裏を囲んでいた。小一時間も経っただろうか。
「乾いたようです。これを身につけなさい」
と言うと悟一に服を手渡した。袖を通すと暖かかった。人の情けが身に沁み、涙がこぼれた。女は薪をくべながら話し始めた。

「命は大切です。命は預かりものなのです。あなたのものではないのです」
「生きることに意味があるかないかは、あなたに命をあずけた仏さまがお決めなさることです」
悟一は訊いた。
「あなたは尼ですか」
女は答えた。
「いいえ、私は平凡な農婦です。夫に先立たれ、この季節には川魚を取って暮しのよすがとしています」
悟一は訊いた。
「あなたは生きていて幸せですか」
「もちろんです。雨も上がりました。あなたにわたしの幸せを見せてあげましょう」

 女は悟一を誘い舟小屋の前の小道を河北潟に向かって歩き出した。5分も歩くと潟に出た。壮大な夕焼けが空をおおい湖面を染め、人の丈の2倍もある葦が風の助けを借りて、美しい空を掃いていた。これが女の幸せだったのか。悟一は声をあげて哭いた。女は悟一をそっと抱き締め、彼の嗚咽が止むのを待った。悟一は知った。
「この人は観音さまに違いない。そして自分は今、この人の溢れんばかりの愛に包まれている」と。

 舟小屋に戻ると女はほうじ茶をいれてくれた。温かかった。また涙が出そうになった。悟一は万感の思いを込め女に礼を述べた。別れ際に女が言った。
「若いあなたは、どんなに辛いことがあっても生きるんですよ。命があれば、いつでもあの美しい夕焼けを私と共に見ることができますから」
この言葉は、生涯悟一に語りかけた。

◇南部健一プロフィール
1943年 金沢市千田町生まれ、二水高校(1961)―金沢大工学部(1965)-東北大学大学院博士課程卒(1970)、工学博士。
東北大学流体科学研究所(旧 高速力学研究所)教授(1986)、2006年 東北大学を定年退職、東北大学名誉教授
100年余学界の難問と云われたボルツマン方程式(Boltzmann equation)の解法を1980年世界で初めて発見、その功績によって2008年 紫綬褒章受章
著書: 「果てなき海に漕ぎ出でて」(丸善)仙台出版‘88)、「乱れる」(オーム社、1995)
南部健一ブログ「 果てなき海へ漕ぎいでて 」
http://blogs.yahoo.co.jp/nanbukenichikitagawaissei

今井清博 写真展 「四季・めぐり逢い」

<開催概要>

期 間 2015年2月13日(金)~ 2月19日(木)
午前10時~午後7時(最終日午後4時まで・入館終了10分前まで)
会 場 富士フイルムフォトサロン東京(東京ミッドタウン・地下鉄六本木駅)
入場無料 会期中無休
作品点数 40点
巡回展 富士フイルムフォトサロン大阪
 (2015年3月6日(金)~ 3月12日(木))

<写真展作品紹介>

50歳の頃、北海道美瑛の雄大な夕景写真を見て感動したことが写真を始めるきっかけとなりました。「ひょっとしたら自分も撮れるかな」と。自称日曜写真家となり、仕事の傍ら、日曜日を中心に、重いカメラ機材をかついで野山を駆け巡りました。一流の写真家の指導を受けながら、心表現の基本や風景・スナップの美的表現法の極意を学びました。近年はコンピューター利用によるデジタル写真も始め、銀塩写真とデジタル写真の長所を採り入れてきました。
今回の初めての個展では、過去15年間にわたって日本の四季の中で巡り合わせた自然や人物の写真作品を展示致します。撮影地は関西を始め、10年間仕事で赴任した東京周辺、故郷の能登、それに岐阜や長野の山岳地帯なども含まれます。是非ご高覧ください。

(13期:今井清博)

今井清博写真展宛名面 今井清博写真展データ面

劇工房 虹舎 公演

作 芥川龍之介

 藪 の 中

    朗読構成劇

 開催日:10月19日(日)
     二回公演
     [昼]2時開演
     [夜]6時開演
 入場無料

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クリックすると拡大されます。

場所  調布市文化会館たづくりくすのきホール(調布駅徒歩二分)

作・芥川龍之介
演出:岡本るい
出演:深澤誠・岡本るい
ギター…田中一夫(ロッサ)
カホン…米澤峰

同時上演他に2団体

今回は二水音楽祭に出演されたギターの田中さんがバックの音楽をギターとサズ(トルコの民族楽器)演奏していらっしゃいます。

お問い合わせ 劇工房虹舎事務局(小澤) 03−3430−8894

本日10月4日より HPのデザインとシステムを更新しました。

お気づきの点などございましたら、ご一報ください。

また、過去の記事も新システムへと随時移行しておりますが、
元のHPも併設しておりますので、万が一ご覧になりたい過去の記事が
ございましたら、

 メニュー内の[“二水関東”のホームページ]をクリック頂く、

 もしくは、

 こちらのリンク 「http://nisui-kanto.org/indexorg.html」 より 参照ください。

           二水高校同窓会関東支部 広報委員会 担当 

ここ数年間、年一回の二水関東同窓会総会・懇親会での、卒業生による音楽演奏が恒例となっていました。
昨年(2013年10月の懇親会ではオペラ、ミュージカル等、4組の方々の素晴らしい演奏に接することが出来、二水ならではの特徴あるものになりましたが、一方で静かに同期やクラブ別の写真撮影や歓談の時間がもっと欲しいとの声が出ました。
そこで新しい試みとして、音楽各界で活躍する卒業生による音楽演奏で構成するイベント「二水音楽祭 in Tokyo」を開催いたしました。

場所:代官山ヒルサイドテラス  日時:2014年6月15日(日)14時~17時
出演:

竹多倫子 54期:2013年日本音楽コンクール優勝(ソプラノ)
北方寛丈 52期:作・編曲家、ピアニスト、日本のミュージカルに新風を吹き込む活動をAmy Kawauchiと展開中
明石小百合 35期:ジャズボーカリスト、MC ジャズの大御所により引き立てられている
田中一夫 29期:アコースティックミュージックバンド「ROSSA」として、オリジナル曲およびエスニック音楽を演奏
○当日のパンフレットはこちらから(PDF)

KANAZAWA

金沢フェア
おもむくままに金沢

いよいよ来年、東京と金沢とが新幹線で結ばれます。そんな距離の近づく金沢の風情を東京、丸の内でレストラン、バー、そして、体験型のイベントで東京で金沢を一足早く先取りできる14日間です。

日時:2014.10.6(月) 〜 19(日)

場所:丸の内ハウス
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル7F
http://www.marunouchi-house.com

10/6〜19 金沢フェア −おもむくままに金沢− 

10/11(土) 金沢マルシェ@(marunouchi)HOUSE 

・加賀八幡起上り絵付け体験
・金箔貼り体験

img-922120802(クリックすると拡大します)

 

お問い合わせ:
金沢市農林局農業振興課 076-220-2213/FAX 076-222-7291
丸の内ハウス事務局   03-3211-9312/FAX 03-3211-9313

昨日(9/8)、仮バージョンをサーバー上にアップしました。
使い勝手など、ご意見をいただければ幸いです。

2014.9.9 トップバナーと、リンク用の文字を変更 New!!
2014.9.8 仮バージョンをアップ
2014.9.6 Wordpress で運用のためデータを移行開始。

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