東京薬科大学教授をされていた31期生の谷 佳津子さんが3月27日に急逝されました。
4月27日に大学で「谷 佳津子先生を偲ぶ会」が挙行されていたとの
13期 安田 寛 さんからお知らせいただきました。

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谷 佳津子さんは二水高校卒業後、
金沢大学理学部化学科にて生物化学を専攻し(片桐研究室)、
研究者としての道を歩み始めていました。(大学での同窓・同門にもなります)
 
以下に、「偲ぶ会」に参列した片桐研の門下生からの報告をそのまま記します。
正面に遺影が据えられた生花の祭壇に向かって無宗教による、故人を偲ぶしめやか
な会でした。
開会の辞、黙祷に続いて挨拶(生命科学部長 都築先生)があり、以下の順にお別
れの言葉が 述べられました。東京薬科大学長、同僚代表(萩原 明子 准教授)、
所属研究室員 (馬場 崇 助教)、門下生代表(佐藤 精一 北大・助教)、
所属研究室の学生・院生代表(丸山 智弘 D2)、
そして 締めくくりとして、東京大学応用微生物研究所在職時からの同僚であり、
生命科学部 での共同研究者 でもある多賀谷 光男 教授から、
ご逝去に至る若干の経緯に続いてスライドを用いて、谷 先生の業績と
横顔が紹介されました。
この紹介の初めに、学歴の項で二水高校と金沢大学片桐研究室の出身であることが
明示されました。
最後に、ご遺族からの挨拶があり、続いて故人のピアノ演奏(ヘンデル作曲サラバ
ンド)および学術会議に対応する為の英語の練習の模様を録音したCDの音声が披露されました。
その後、遺族を筆頭に、学長を始めとする大学関係者、名誉教授陣、研究室関係
者、そして一般参会者の順に献花を行い、故人との最後の別れを惜しみました。
    (by K.H.)

谷さんは、数多くの学術論文を発表され、Invited Reviewsも書かれており、国際的
な一流研究者として高く評価され、教育者としても敬愛されていたようです。

検索して知れば知るほど、素晴らしい研究者であったことが判り、
誠に残念至極な思いです。 合掌

彼女の功績を同期生・同窓生の皆さんに知って頂ければと願って、このメールをお送
りします。
  安田 寛(13期生)

追:彼女の主要な研究業績のPubMed掲載サイトを以下に記します。 
    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26428302
    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24599962
    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21768384
    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22279616
    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25436551
  これらのサイトから、論文・総説の全文を誰もが無料でコピーすることも出来ま
す。

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